仁愛の教義 #3

By Emanuel Swedenborg

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3. ② 罪が何かを知り認めることを怠ると、それだけ自分には罪がないと思うようになる。

頭の天辺から足の爪先まで、悪の中にいて罪人であることは、〈みことば〉にあるので知ってはいますが、自分の中にある罪を見ようとしないから、以上のことを知らないと言えます。したがって鈴を鳴らすように祈り、鈴を鳴らすように告白はしますが、心の奥底では自分が罪人ではないと思っています。そのような信仰は来世ではっきり現れます。そのような人も自分が純粋で、汚れがなく、罪もないものと言いますが、審査されると不純で、汚れており、むしろ死んでいます。それはちょうど外面的には黒い皮膚をして虚弱で、本人の心を表す内面は死んでいますが、表面ではみずみずしい液体でありながら、内部はドブのようになっているのに似ています。

  
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Many thanks to Arcana Press for their permission to use this translation online.