1. 第1節
仁愛の第一の教えは、主をあおぎ、悪を罪として避けることであるが、これは悔い改めによって可能になる。
次の順序で述べていきます。
① 悪を罪として避けなければ、それだけ悪の中にとどまることになる。
② 罪が何であるかを知り認めることを怠ると、それだけ自分には罪がないと思うようになる。
③ 罪が何であるかを知り認めれば、それだけ自分の罪が見えてくるし、主のみ前にそれを告白し、悔い改めるようになる。
④ 悔い改めるまえは、善であっても偽物で、仁愛についても同様である。なぜなら善とは仁愛であるから。
⑤ したがって、仁愛にとって第一に大切なのは、主に目を向け、悪を罪として避けることである。